課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「いいんですかー?
 ほんとにやっちゃいますよー」
と三上は笑っている。

「もうー、違いますって。
 みんながね、三上さんと羽村さんなら、お姫様抱っこしてくれそうって言ってたんですよ。

 でもそれって、してくれそう、じゃなくて。

 三上さんたちになら、して欲しいってことなんでしょうけどね」

 お姫様抱っこねえ、と三上は気の無い声で言う。

「なんで、女子はあれ、好きかね?」

「……お姫様な感じがするからじゃないですか?」
と真湖もよくわからず言ってみる。

 されると、どきりとするのだが、それが何故なのかはよくわからない。

 三上と二人、うーん、と考える。

 雅喜はそれにはまったく加わらずに食べていた。

「わかった。
 きっと、顔が近いからですよ」

「じゃあ、それ、やってオッケーなの、イケメンだけじゃん」