課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「課長と二人で呑みに行くの?
 っていうか、課長と話が合うのっ?」

「いや、そんな。
 あの人、ああ見えて、結構普通ですよ。

 休みの日はお友達と釣りに行ったり」

「課長釣りに行くの?
 っていうか、お友達が居るのっ?」

 わー、言うと思ったー。

「……いや、課長、結構面白い人なんですよ」
と言うと、

「いや、面白いのは見てればわかるよ」
と言われる。

「年はそう違わないんだけどさ。
 なんせ、課長だからね。

 簡単に遊びには誘いづらいというか」

「あー、三上さんの遊びに誘ったら、ついて行かないと思います」

 人数もいつも多いし。
 途中で、やかましいっ、とキレ出しそうだ。

「……週末、遠出するんだけど、課長と来る?」

「いやそれ、今、羽村さんに誘われて、断ったばかりなんですよー」

「五嶋課長と釣りにでも行くの?」

「いや、釣りはどうかなあ?」
と言うと、既に週末、雅喜と居ること前提の話になってしまっているが。