「沢田、買いたいものがあるんだが」
「え、なんですか?」
さっき、なにを見ていたのかと思ったら、『意外に使える100均グッズ』のページを見ていたらしい。
「行ってみよう」
と駐車場に行かずに、他所に行こうとする。
「今から100均ですか~?
あそこ行くと、いろいろ迷っちゃって、時間かかるんですよね。
今日はお義母さまが待ってらっしゃるから、また明日行きましょうよ」
と言うと、雅喜は何故か笑った。
なんだろうな、と思っていると、
「お前は、うちの母親と似てるな」
と言い出す。
「えっ、何処がですか」
「服を決めるのが早い」
「そんなところですか……」
顔が似てるとか、あの上品な物腰が似てるとかならよかったのに。
「うちの叔母なんか何時間もかかるぞ」
「叔母さんの買い物に付き合ったりするんですか?」



