課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

 先輩が、
「五嶋課長のお手つきの子に手を出す勇気のある男は居ないわよね」
と言ってくる。

「いえ、あの、なんの手もついていませんが」
と言うと、

「そうなの?
 課長って、やっぱりあれ?

 結婚するまでは、男女七歳にして席を同じゅうせずみたいなキャラなの?」

 いや、そこまでではない。

 手は早くないのかと問われれば、早いような気もするが、あのキス以降はなにもないしな、と思っていた。

 まあ、単に私のことが好みじゃないんだろう、と真湖は結論づけた。