課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「紅茶淹れましょうか?」

「起きてすぐ食べられるのか?」

「はい。
 あーでも、なんか、短時間でもぐっすり寝たら、目が覚めちゃいました」

 ケーキは嬉しいけど、どうしてくれるんですか、課長、と言う。

「寝られなかったら、責任とってくださいよ〜」

 ……どうやって?

 というか、

「俺は今、ボロボロに疲れて帰ってきたとこなんだが……」

「あ、そうでしたね。
 じゃ、お茶淹れま〜す」
と真湖は今まで寝ていたとも思えない機敏さで立ち上がり、パジャマのまま、お茶を淹れに行ってしまった。

 その後ろ姿を見送りながら、なんか既に馴染んでるな、この家に、と思った。