課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

 だが、なんとなく、一緒に出かけてたから、責任を感じる、と雅喜は言う。

「そんなこと」

「うちに住まわせてやるから、早く部屋を探せ」

「いやー、でも、申し訳ないですから……」
と言う真湖の言葉にかぶせるように、雅喜は言ってくる。

「落ち着かないから、二、三日うちには探せよ」

 言うだけ言って、雅喜はバインダーを手にさっさと出て行ってしまう。

 たまには聞け、人の話、と思いながら、真湖はその背中を見送った。