課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「はい」

「何処で?」
「火事現場です」

「火事現場?
 何処の?」

「うちのです」

「……お前、家はどうした」

 ありません、とまだスマホを握ったまま、真湖は言った。

「おはよう」
といつも早い局長がやってくる。

「おはようございます」
と雅喜が頭を下げ、真湖もその場を離れた。