「で、今、持ってきてくださったんですか?」
と言うと、
「会社では渡さないと言ったろう」
とあの目で見て言われる。
「それより、なんで、昨日電話に出なかった」
と尋問のような口調で雅喜は言ってきた。
「ああ、電池切れで」
「充電せずにほっといたのか」
「いえ、充電器がなくて。
買いに行けばよかったんでしょうが」
そんな暇もなくて、と言うと、
「なにやってたんだ」
と言ったあとで、
「いや、まあ、夜分に買いに出かけることはないが」
とすぐに心配したようなことを言う雅喜をちょっと可愛いと思いながら、
「実はですね」
と言いかけたとき、真湖のスマホが鳴った。
「あ、浩ちゃん?
うん。大丈夫」
ちょっと話して電話を切ると、
「……浩ちゃんって誰だ」
と訊いてくるので、
「小学校の同級生です。
昨夜、たまたま出会って」
「昨夜? あれからか?」
と言うと、
「会社では渡さないと言ったろう」
とあの目で見て言われる。
「それより、なんで、昨日電話に出なかった」
と尋問のような口調で雅喜は言ってきた。
「ああ、電池切れで」
「充電せずにほっといたのか」
「いえ、充電器がなくて。
買いに行けばよかったんでしょうが」
そんな暇もなくて、と言うと、
「なにやってたんだ」
と言ったあとで、
「いや、まあ、夜分に買いに出かけることはないが」
とすぐに心配したようなことを言う雅喜をちょっと可愛いと思いながら、
「実はですね」
と言いかけたとき、真湖のスマホが鳴った。
「あ、浩ちゃん?
うん。大丈夫」
ちょっと話して電話を切ると、
「……浩ちゃんって誰だ」
と訊いてくるので、
「小学校の同級生です。
昨夜、たまたま出会って」
「昨夜? あれからか?」



