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朝になり、リュカは自然と眼が覚めた。
地下に日がさすことから今日は快晴だ。
「ふあぁ。眠い…けど起きなきゃ」
ベットは洸輝が使っていたので両親の部屋にあるベットで寝ていた。
下に降りると洸輝の姿がなかった。
「……あの状態で動けるわけは……」
リュカはとりあえず外に出てみた。
考えが合っていれば彼は外にいるばずだ。
「おはよ!昨日はありがと!」
リュカの考え通り彼は外にいた普通に立っていた。
昨日の怪我はどこにいったのやら、、
「おはよ。やっぱりカトレアンなんだね。」
洸輝は地上のときの服でも今の服でも左手の黒い指貫グローブだけははずしていない。
最初はお気に入りかなにかと思っていたが、目の前に起こっていることを見ればそれしかない。
「カトレアン?……ああ!
そうだよ。黙っててごめんね」
洸輝は聞いたことのない単語に悩んだが、
それがすぐに“カトレアを持つもの”という地下の認識を思いだし答えた。
「別にいいよ。地下にもカトレアンはたくさんいるし」
ふあぁ と欠伸をしながらこんなことを思った。
(カトレアンは治癒力は普通の人間より早いけど…いくらなんでも早すぎる)
「それで何属性?」
リュカは思考を止めて井戸(地下水がある)から水を組ながら洸輝にきく。
「俺は火属性だよ。武器は…剣!」
本当は銃もあるがこの世界のルールでは武器は1つだけだ。
教えたとしても洸輝を狙っている者に襲われるだけだ。
「へぇー。私と反対か…それに…武器は剣だけじゃない気がする」
リュカは洸輝に聞こえない声で言った。
「どうした?」
「……なんでもない。それより私たちを嫌わないの?」
これはリュカが今1番気になることだ。
地上の者は地下の者を嫌い差別する。
これは地上でも地下でも通じることで、
地上の者が地下に来ると決まってこう言う。
『やっぱり地下のやつらは汚い、病気がうつる。』
確かに地下の人々は貧しく、家や服もボロボロだ。
言っていることは間違いないのだ。
だが、洸輝はそんなことは1言も言っていなかった。
いや、言わないだけなのかもしれないが、、
「なんで嫌う必要があるの?
逆によくここで生きていけるな!ってビックリした。」
リュカが今まで見てきた地上の人々でそんなことを言ったのは洸輝が初めてだ。
「…フフ変わった人」
そこで洸輝は初めてリュカの笑顔を見た。
(かっ…かわいい)
と洸輝は思ってしまった。
「!!!…くる…」
リュカは古びた家が並ぶ商店街の方向を見る。
「えっ?」
洸輝も商店街の方向を見る。
そこには何やら50人ほどの人たちがこちらに向かって来ていた。


