「門まで送るから地下から出ていって」
「けど、次に開くのは1ヶ月後だよ?」
「ああ……そうだった、こっちからじゃ…」
少年に突き返されて思い出した少女はブツブツと何か考え出した。
グルテカから地上に出るためには月に1回だけ開く門だけ。
その門が開いたのは昨日、そのため次に開くのは1ヶ月後になる。
グルテカに地上の人がいても通してもらえないだろう。
「……はぁ。怪我もあるし……しょうがないか」
少女が諦めたときだ。外から声がした。
少女が住むは街から離れた場所にあり、滅多に人が来ない。
なぜなら少女はグルテカの魔女と恐れられているからだ。
ドン ドン!
と、戸の叩く音が部屋に響く。
「…なんですか?」
少女はためらいなく戸を開ける。
そこにいたのは少女を恐れて逃げていった男4人と4人より強そうな男がいた。
おそらく4人の親玉だろう。
「お前が、グルテカの魔女か」
「はあ、それがなにか」
少女は無表情で男を睨む。
「さっきはすまねぇ。こいつらにはよくきかせておく。
許してはくれねぇか。」
親玉は土下座までとはいかないが深く謝罪する。
「はぁ、別にいいです…ですが次はないですよ」
「!!!!…分かってる。本当にすまねぇ」
少女は殺気を混じらせて言う。
それは男にも分かったらしく冷や汗をかきながら男4人をつれて帰っていった。
※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆
「なんで謝らないといけないんすか!」
金髪の男は親玉にきく。他3人も頷く。
「お前たちは グルテカの魔女 の恐ろしさを知らねぇからいえんだ。
グルテカの魔女…人針 リュカは犯罪者を仕留める
狩人(かりうど)の称号をもつ一族だ。」
親玉の言ったことを知り男4人はゴクリと息を飲む
少女だから容赦はしないだろうが殺すとまでとは思っていないかった男4人は青ざめ始めた。
「お前らは知らねぇから呑気なことを言えるだろうがな……
あの魔女からしたら俺たちの命なんて簡単に潰しちまう。」
親玉はその先何も言わずに歩くだけであった。
(俺は知っている。10年前、グルテカ1の犯罪グループ……いや100をも越える名のある犯罪者をたった1日で……一瞬で
グルテカの魔女が殺したことを……)


