光から闇へ、闇から光へ


「どうも。人針 リュカ です。」

ラルラと対面しているとなぜか心が自然と軽くなる。

「リュカちゃんね。学力の採点が終わるまでに魔力と魔法をさっさと終わらせちゃいましょー」

ラルラは軽々と部屋の扉を開けて移動する。
リュカは急いであとを追った。

「まずは魔力ね!このボックスにありったけの魔力を放出させちゃって~」

「……はあ。」

そこで、リュカは迷っていた。本気を出すか出さないかで…

「あっ!言うの忘れたけど私の魔法は思考魔法。

つまり、あなたが考えていることもまる分かりなのよ。

……ここまで言ったら分かるわね?」

リュカは驚きながらも頷いた。

(本気を出さなかったらやり直しかぁ)

リュカはそんなことを言っているがこれもラルラにばれているだろう。

「分かりました。」

そう言って、ボックスに手をあてて全力で魔力を放った。

「ッツ!」

リュカが魔力を放った瞬間、ラルラはフラッと倒れた。

「あぁ…やっぱり」

リュカは冷や汗を流す。

『やりすぎよリュカ』

丁度そのとき人針が出てきた(頭の中に)。
人針は呆れた様子であった。

ラルラはリュカの魔力に耐えられなくなり気絶したのだ。

恐らくSクラス又は魔力が多い者以外は気絶しているだろう。

「どうしよ……」

リュカはラルラを見ながら考える。
そこで1つひらめいた。

「悪夢・記憶変換 (あくむ・きおくへんかん)」

リュカはこの学園全員にこの魔法をかけた。

先程の魔力で気絶したことを抹消させるためこれが悪夢だったと思いこませる魔法だ。

この魔法をかけてから数秒後にラルラは眼を覚ました。

「あら、私は何を?」

どうやら魔法はちゃんとかかっているようだ。

「さっさあ?……それより魔力を放出しましたよ?」

リュカは何もなかったようにラルラに言う。

「あっそうだった!どれどれ…えっ!エラー!」

ラルラは眼を丸くして驚く。

「まさか……2人目のエラーとは……」

ラルラが呟いた言葉に1人目は洸輝だろうとリュカは思った。

「……それで魔力は終わりですか?」

リュカがきくとラルラは はっ と我にかえった。

「えっええ!じゃあ次は魔法ね!こっちにきて~」

ラルラはまた軽々と移動する。
リュカはまた急いであとを追った。