光から闇へ、闇から光へ


「そういえば、会ったときからって言ってたけど……なぜ分かったんだ?」

武器を2つ持っていることに疑問をいだく。

リュカは洞窟の出口に向かって歩きながらその理由を話そうとした。

「それは…………」

話かけて、リュカは出口をずっと見たまま歩を止めた。

「どうした?」

リュカが急に止まったことで、洸輝は?を浮かべながら止まった。

「武器が分かったのを知りたいんだよね?」

リュカは洸輝を見て真剣な表情でいった。
洸輝はうなずくとリュカはまた歩を進めた。

「なら、外に敵がいるから見せてあげる。」

リュカが言った時洸輝は外から感じる魔力に気づいた。
方向からして洸岳がいる場所だ。

「父上が危ない!」

洸輝とリュカは走って洸岳とグレンのもとへ急いだ。

※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆

「……あらら、取り囲まれた。」

グレンは洸岳を後ろに守るようにして敵と睨んでいた。

護衛の兵士も洸岳を囲むように守る。

「貴族のやつがいると聞いてなぁ
ヒヒヒこりゃええ値段になりそうだぁ

  捕まえろー!」

1人の男がいうと、魔法が一斉に放たれた。
グレンは洸岳と兵士の回りに強大な火の防壁を作った。

「……お前は魔法師か」

洸岳は驚き目を見開いた。
グレンは はい とニヤッとしながら放たれた全ての魔法を消滅させる。

「おそらく、あなたの息子さんがこの地に来たことを知り違う町からきたのでしょう。
……この者たちは結構強いですね。」

グレンは敵と魔法を打ち合いながら淡々と説明する。

「グレン!」

上から声が聞こえ、一同上を見るとリュカと洸輝がいた。

「遅いよリュカ!」
「ごめん……さて、最後の仕事をしますか」

リュカはグレンに謝りながら敵を睨む。
敵たちはリュカの姿を見て まさか と息をのむ。

「クリーム色の髪の少女……まさか…グルテカの魔女!」

「ミルデリカ犯罪No.205、以下 犯罪団。

グルテカに来たからには私がお前たちの処刑を執行に移す。」

リュカは高々と声をあげ、宣言する。

敵は一歩後ずさるが この人数ならば! と魔法を一斉に放つ。

「仕事だよ、ひーちゃん

……ダークインフレクション」

リュカは闇色の火玉を敵の魔法にぶつける。
大きさからして敵の魔法のほうが勝ちそうだが、違った。

一瞬にして、敵の魔法は闇へと包みこまれて消えた。

「なっ、嘘だろ……」

敵はリュカとの力の差を見せられてしまい逃げ出した。

「ねぇ、グレン……あれって23~70番の犯罪者たちだよね?」

リュカがきくとグレンは頷いた。

グルテカに送られた犯罪者で、
1番~100番の番号をつけられた者は名のある犯罪者だ。

当たり前のように地上で人を殺してきた者だ。
      . . . . . .
「じゃあ、まとめて排除していいよね?」
「……そうだね。それが狩人の仕事だし……でもいいの?」

グレンは後ろにいる洸輝と洸岳を見て言った。
それに、リュカは少し辛そうな表情を見せるが頷いた。

「じゃあ、お願いするよ、ひーちゃん

最後の仕事を」

グレンはリュカが、最後の仕事 と言ったことを聞き逃さなかった。

最後……つまり、地上へ行くことに決めたということだ。

ならば、口出しすることはしない。
そうグレンは決めていた。