「まぁ、向こうは気付かないどころか、眼中にもないだろうけど」 そう言って肩をすくめる芭音。 「そんなことないよ!こんな可愛くてサッパリしてる子をほっとくはずがないよ」 座り直しながら言うと、ありがと、と芭音は笑った。 「あいつがそうだったらいいんだけどね」 ちょうど予鈴が鳴り、芭音は前を向いてしまった。