「ところで」 「ん?」 私が提出物の整理をしているのを横目に芭音が口を開いた。 「私、あんたらが朝から仲良く話してんの見たんだけど」 「ん!?」 「これは夏休み中になんか合ったと見た。ほれ橘花、白状しなさい!」 マイクを差し出すような仕草を芭音はした。 「…なんもないよ」 「へぇー?」 聞いてほしくないという思いが通じたのか芭音はそれ以上何も言わなかった。