『 過去を忘れさせてください 』 それが和樹の願い事だった。 なんとなく嫌な予感がした。 もし あの雨の日にも心の隅でそんな思いがあったのなら、 もし いつも冗談を言い合って笑ってる頭の何処かで苦しみがあったなら、 そう考えると苦しくなった。 私が助けられるか分からないけれど力になりたい。 そう思った時、予鈴のチャイムが鳴り始めたので私はその場を後にした。