*** 机の中をがさごそしながら、あっ、と思った。 次の数1、教科書を和樹に貸したままだ。 (大体、ちゃんと返してっていつも言ってんのに…) そう思いながら2組を除くとどうやら教室移動だったらしく、電気は消されていた。 しょうがない、芭音に見せてもらおう。 そう思って戻ろうとしたとき、笹竹が目に入った。