「そういうもんなのかね。でもさ、それにしては妙に俺らの写真が多いと思うんだよな」
「俺ら?」
「俺と、沢井」
「……ええっ!?」
本当に? と思わず手元の写真と、すでに貼り付けた写真を確認してしまう。
たしかに矢野くんの写真は多かった。
本当は矢野くんに渡すアルバムなのだからそれは正しい。
でもあきらかに登場率№1だったので、いくらなんでもわかりやす過ぎじゃないかなと心配はしていたのだ。
「た、確かに矢野くんは多いけど、わたしはそんなにいないんじゃ」
「いるよ。ここと、こっちにも。ほら、これも」
「え? う、うそ。どれ……」
矢野くんが示した写真を見ると、確かにわたしも写っていた。
けれど矢野くんのように写真の中心にいるのではなく、端の方で見切れていたり、後ろの方で小さく映りこんでいるような写真ばかりだった。


