翌日





「今日も元気に登校か。その根性だけは本当に邪魔、だな。」

「・・・遼牙。何で話し掛けてくるの?」

「確認だ。お前がどんな表情してここにいんのかっていうののな。」

「そう。」

最近になって、本当に、何であの女に騙されたんだろう。と時々思う。

最近になって、本当に、何であの時、私は顔なんか赤くしていたのだろう。と時々思う。

最近になって、本当に、あの時彼らが私を信じていたのならどうなっていたのだろう。と時々思う。

最近になって、本当に、何で私はそんなことを気にしているのだろう。と時々思う。

「えー、今日は転校生を紹介するぞー。転校生、来い。」

ガラッ

銀のサラサラとした長い髪を翻し、引き戸を開けてやってきたのは、きっくーさんと思われる美少女だった。




・・・・・。

最近になって、本当に、何で私の周りでこんなにも変化が起きているのだろう。と時々思う。