「あんたが、アンタが悪いんだからね。私に馬鹿みたいとか言ったアンタが!!!」

「うん、そっか。で、どうするの?」

そういうことには興味がないし、何より、今なら裏切られても平気。

愛のあった生活は、もう十分送った。

ここからは孤独との闘い。
 


あなたがそうであったように・・・・。

昔の私がそうであったように・・・・。

今の私がそうであるように・・・・。


「キャァァァァァッ!!!」

姫輝は自らの手を、カッターナイフで切り、大声で叫んだ。

俗に言う、カッターキャーという奴だろう。
 
その声を聞いた天城の幹部達が、バタバタと足音を立てて、此方に駆けつけてくる、音を聞いた。

優鶴はそっと瞳を閉じた。