「雛はいてくれるだけでいいよ」 そうやって甘やかすからあたしは成長しないんだよ、はるちゃん。 まぁ、こういうのが居心地いいから、なにも言わないけど。 「雛、食べ終わった?」 生徒用のあの木の椅子に座りながら、はるちゃんが問いかけてくる。 「うん、なに?」 はるちゃんがいつも掛けてる黒渕のメガネを外す。 またいつものだ。 「おいで」 はるちゃんがとんとん、と膝を叩いて、腕を広げる。 あたしはその足の間に座って、はるちゃんに抱きつかれる。 これは毎週はるちゃんが、充電、と言ってやること。