幸せ過ぎた昨日を壊す様に、スマホでセットしていた目覚ましが鳴る。
朝の5時……。
今日は朝早くから夜まで、みっちり仕事だ…。
「…海翔さん…」
「わりぃ、起こしたな…。澄音はまだ寝てろよ」
「嫌…。お仕事なんでしょ?お見送りする…」
日曜日、結局2人で起きた薄暗い朝。
ボケーっとソファーで体育座りしてる澄音が、ジッと俺を見詰める。
「…そんな見られてたら仕事行きにくいんだけど…」
「だって嬉しいんだもん‼︎」
「何が?」
「あたしがあげたネックレス着けてくれてるから‼︎すっごく嬉しい‼︎」
「当たり前だろ〜。可愛い彼女が俺のためにくれたんだし」
「かっ、からかわないで‼︎」
頬を赤く染めて、顔を両手で隠す。
可愛いヤツめ。
「澄音。顔見せて?」
「恥ずかしいって……んんっ…」
「行って来ます。澄音チャン」
「い、行ってらっしゃい…‼︎」
キスもしたし、ネックレスも着けたし。
今日も、これからも俺は頑張れそう。
澄音がいてくれて俺はほんとに幸せだ。

