お風呂で疲れた体を癒して、リビングに行くと甘い匂いが鼻を掠めた。
そこには珍しくキッチンに立つ海翔さんが。
「澄音って、レモンティーとか飲めんの?」
「好きだけど…。どうしたの?」
「同じ事務所の先輩からもらってさ。でも俺、飲めねぇんだわ…。だから澄音に」
「へぇ〜‼︎すごい‼︎ありがとう‼︎」
「まぁ、ソファー座って待ってろ」
箱のパッケージを見る限り、海外からのお土産かな⁉︎
しかも、海翔さんに淹れてもらえるなんて最高……。
「ん。どーぞ」
「あはっ‼︎ありがと〜‼︎海翔さんも一口飲む?」
「俺、好きじゃねーもん。これ、あれば十分だ」
缶ビールをぐっと飲み、ニコッと笑う。
確かに、海翔さんにはそっちの方が似合うかもね。
あたしは、そっとカップを持ち上げてレモンティーを一口飲んだ。
「どう?やっぱ、ヨーロッパのお土産だからうまい?」
「うん‼︎香りがすごく良い〜‼︎」
「よく分からんけど、澄音が喜んでんならいっか」
半乾きのあたしの髪を撫でた。
海翔さんに撫でられると、すごく癒される〜……。

