〝ずっと大切にする〟と言った通り、翌日から制服姿の澄音の首元にはネックレスが輝く。
着けてくれて嬉しいんだけどさ〜……。
「胸開け過ぎだろ」
「え?あ〜、制服のボタンのこと?これぐらい普通でしょ‼︎」
「いや‼︎2つは開け過ぎ‼︎せめて、もう1つ閉めろよ‼︎」
「ヤーダ‼︎ネックレス見えなくなっちゃう‼︎」
なんて、朝から大揉め。
ソファーの周りを2人でぐるぐる追っかけ回す。
すげー疲れるんですけど⁉︎
「あ〜‼︎もう学校行く時間‼︎」
「お前、バカなんだから遅刻すんなよ」
「追っかけ回す海斗さんが悪いのに〜‼︎もう‼︎行って来ます‼︎」
だけど、なんだか離れたくなくて。
玄関先で慌ててローファーを履く澄音を抱きとめた。
俺って大人気ない…。
「海斗さん…?」
「わりぃ…。行って来い…」
「…あははっ‼︎ううん‼︎じゃ、行ってらっしゃいのちゅーは?」
「澄音のクセに生意気なんだよ〜」
重ねた唇に感じる幸福感。
お前の笑顔は俺まで嬉しくさせるからすごい。
この笑顔、ずっと大切にしてやろう。

