抱きついたままの澄音をリビングまで引きずる。
そして、俺はカバンから主役のお返しを出した。
「澄音。これやる」
「えっ?どうしたの?」
「バレンタインのお返し」
「嘘〜‼︎ありがと〜‼︎ヤバイー‼︎」
ネックレスの箱を掲げて、部屋中を走り回る。
こんなに喜んでくれるなら、プレゼントして良かった〜。
「実はこのネックレスずっとほしかったんだ〜‼︎今着けて良い⁉︎」
「良いよ。着けてやろっか?」
「うん‼︎えへへ〜…嬉し過ぎてドキドキするー‼︎」
「…ん、出来た。似合ってんじゃん‼︎」
「可愛い‼︎これ、明日から学校に着けてくね‼︎」
ずっとニコニコしてる澄音が可愛くて。
しかも、想像以上に喜んでくれたし。
「ずっと大切にするね‼︎」
「俺も。大切にする」
「何を〜?」
澄音のこと、ずっとずっと大切にしてやる。
面と向かって言えねぇけどな……。
さすがに照れが勝つ。

