だけど、今あたしが「寂しい」って大泣きしちゃダメだし……。
「寂しくないよ〜‼︎だって、テレビ越しに海翔さん観れるもん」
「案外、お前の方がしっかりしてんのかもな」
「え?何が?」
「俺は結構寂しいし。お前いないとなんか…やる気でねぇ」
苦笑気味に俯く姿が、海翔さんらしくなくて……。
素直かつ、こんな表情してくれるとかちょっと嬉しかったり。
「あー‼︎澄音の方が大人だわ。俺の方が女々しい‼︎」
「…ごめんなさい。海翔さん。あたし嘘ついた」
「ん?」
「ほんとはあたしも寂しい。でも……重い女になるの嫌で…」
大好きだから困らせたくない。
わがまま…言いたくない。
そんな時、優しく笑った海翔さんは、あたしを抱き寄せて耳元で囁いた。
「多少の束縛なら案外嬉しいもんだぞ?…澄音限定でな」
「あっ、あたし限定⁉︎」
「もう時間かよ〜。じゃ、俺もう行くわ」
照れくさそうにはぐらかしたまま、仕事に行ってしまった。
海翔さんには、いつもドキドキさせられてばっかだ……。

