やっと目を覚ました海翔さん。
あたしは冷蔵庫からチョコを出して、まだ目を擦る海翔さんに渡した。
「愛情たっぷり込めて作ったから‼︎どーぞっ‼︎」
「おー‼︎なんか、高校の時に戻った気分だな〜」
「きっとモテモテだったんだ…」
「モテたけどさ。好きなヤツから貰うチョコって格別だって。ありがとな」
海翔さんの優しい笑顔に、胸がきゅんってするよ…。
作って良かった……。
「これ食って良い?」
「良いけど起きたばっかりだよ?食べられる?」
「澄音が作ってくれたから食いたいの。……うまい‼︎さすが〜」
「良かった〜‼︎安心したよー‼︎」
大好きな人に喜んでもらうって、こんなに嬉しいんだ…。
あたしまで笑顔が溢れる。
そして、海翔さんはベッドの縁に座るあたしを抱き寄せて耳元でそっと囁いた。
「もっと甘いの返してやる…」
頬を男の人らしい手で包まれ、重ねられた唇。
今日のキスは、ほろ苦いチョコレート味。
角度を変えて何度も与えられるキスは、苦しいのに心地良い……。

