寝起きのまま、とりあえず身支度をして仕事の準備。
そんな俺の後ろを澄音はちょこちょこ着いて来る。
「お前はヒヨコか…」
「海翔さんいつ帰って来る?」
「え〜……夜、だな?」
「何時‼︎」
「今日は新曲の打ち合わせとかあるし遅くなる。早くても澄音が寝る頃だな」
頬をぷくっと膨らませていじけた様子。
髪をワックスでセットする俺の腹にぎゅっと抱きつく。
この生き物可愛過ぎる…。
「ご飯作って待ってるね?」
「平日だから早く寝なきゃダメだ。お前、学生じゃん」
「うぅ〜っ‼︎クラスの男子とデートしてやるぅ〜‼︎」
「いや、なんでそうなる」
「あたしも海翔さんとデートしたいんだ〜‼︎」
プリン状態の金髪頭で俺にぐりぐり。
デートしてやりたいけど、なんせ時間が無さ過ぎる……。
「今度、絶対デートしてやるから。クラスの男子はやめて下さい…」
「ほんとに⁉︎やったぁ〜‼︎」
その笑顔でなんだって許しちまう。
俺は相当、お前に惚れ込んでるっぽい。

