睡眠時間はたったの3時間程……。
スマホの目覚ましで起きて、リビングに行くとソファーで眠ってる彼。
寝顔もカッコイイや……。
テーブルには、潰されたビールの缶。
空き部屋って言ってたけど、本当はお兄さんの部屋だったの⁉︎
申し訳ない事しちゃった……。
「あの……お兄さん。…あと15分で6時ですよ」
「…うるせぇ…倉吉…」
「く、倉吉…?」
「…っ‼︎倉吉、じゃねーよな。昨日のガキだよな…」
目を擦りながら、あたしの頭をポンポンと叩いた。
「ガキじゃないもん…」
「あれ?俺、お前の名前聞いたっけ?」
「ううん。聞いてない。橘澄音です。澄んだ音って書くの」
「へぇ〜…良い名前だな。澄んだ音か…」
初めて言われた。
くすぐったくて嬉しい……。
「お兄さんのお名前は?」
「黒宮海翔。お前の4つ年上」
「マジでお兄さんだ〜‼︎海翔さんって呼んで良い⁉︎」
「声でけぇ。頭響く…。好きに呼べよ」
昨日と違いノーセットの髪をダルそうに掻く。
二日酔いってヤツかな。

