ここまでツライ思いさせてたんだ…。
追い打ちをかける様にキスまでしてさ。
なのに、まだ俺のこと好き?
「海翔さん…。もう、泣き止むから優しくしないでよ…っ」
「ヤダ。優しくしてやる」
「優しくされると逆にツライの…。思わせ振りなことしないで…」
「バーカ。誰がお前のこと嫌いって言った?」
もうこうなったら歳とか、一般人とか、有名人とか………
関係ねぇよ。
全部俺がぶち壊してやる。
「俺といたら泣くこと多いぞ?嫌なことも多いし。良いの?」
「海翔さんの側にいられるなら良い…」
「お前が望む様な、彼氏らしいこともしてやれねーよ?それでも、俺に着いて来てくれんの?」
「うん…。海翔さんになら、どこでも着いてく」
「その発言、責任持てよ」
大きく頷くアイツの目からは、また涙がこぼれた。
指でそっと拭ってやる。
「大好きだよ…海翔さん…。夢じゃない?」
「知らね。夢だったら現実にしてやる」
絶対に離したくないと思った。
側にいてくれる限り、全力で幸せにしてやるよ。

