俺の向かい側のソファーに座り、ギターを弾く一輝。
なんだか気まずくなって、テーブルに置いてあったタバコに火をつけた。
「そのタバコ、愛斗のだぞ」
「良いんだよ。置いてあるから、ご自由にどーぞって感じで」
「ははっ‼︎怒られても知らねぇ」
「一輝も吸う?」
「俺は吸わないね。プロ意識高いんで〜」
腹立つヤツめ……。
タバコを吸っても、当たり前だけど解決されなくて……。
こんなんじゃ、ライブどころじゃない。
「…なぁ、一輝」
「んー?」
「ただの居候がいたとします。だけど、キスしました。どうします?」
「いやいや……意味分かんねぇから…」
そうだよな〜……。
タバコの煙と共に溜め息を吐いた。
「でもさ、その相手が澄音ちゃんだったらマズイだろ…。軽い気持ちだったらな」
「やっぱり⁉︎」
「はぁ⁉︎お前…っ、バカじゃねーの」
自覚してます。
今、何言われてたって反論出来ねぇや……。

