シーンと静まり返る室内。
あれ…?
もしかして反応薄い⁉︎
「赤ちゃんって…俺と澄音の?」
「もちろん」
「俺と澄音の子供…。マジで⁉︎俺らの子供じゃん‼︎やったー‼︎」
「ちなみに、3ヶ月だよ‼︎」
「やべぇ…すげぇ嬉しい…。指震えてきた…」
泣きそうな顔するんだもん。
海翔さんは、まだ主張していないお腹を優しく撫でた。
「男と女、どっちだろうな〜」
「どっちが良い?」
「俺は元気ならどっちでも良い。でも、男なら妬くわ…」
「あははっ‼︎子供に妬いちゃダメでしょ〜」
でも、女の子ならあたしが妬いちゃうかも⁉︎
だけど、海翔さんの言う通りどっちでも楽しみ‼︎
「つーか、お前起きてて大丈夫なの⁉︎寝るか⁉︎」
「まだ9時前だよ〜?さすがに寝れません‼︎」
「腹痛くねぇ?あ、寒くねぇか?俺、毛布持って来る‼︎」
なんか……すっごく心配性になってる‼︎
あたしは大丈夫なのに。
優しいパパになってくれそうです。

