夜7時過ぎに、ギターを背負った海翔さんが帰宅。
約1ヶ月振りだ〜‼︎
「おかえり‼︎会いたかった〜‼︎」
「うぐっ‼︎ちょっ、澄音ちゃん⁉︎すげー苦しいから‼︎」
「ねぇ、ちゅーして?んー…」
「ははっ‼︎甘えたいの爆発?我慢させてごめんなー」
優しく頭を撫でてくれた海翔さん。
ちゅっとキスをしてくれた。
海翔さんに甘えるの最高……。
2人でご飯を食べて、ソファーでくつろいでる時。
言うなら今、だよね⁉︎
あたしの手を握り、テレビを観る海翔さんに話し掛けた。
「海翔さん。大事な話があるの」
「な、何…?先に言うけど、別れ話なら聞きたくねぇからな」
「あはっ‼︎別れ話なワケないじゃん‼︎違うよ‼︎」
「良かった〜…。澄音と別れるとか、俺マジで無理…」
あたし、海翔さんと別れないよ‼︎
心配しなくて良いのにね?
「で?大事な話って?」
「ふふっ‼︎あのね………」
耳元でそっと伝えた。
「赤ちゃんが出来ましたっ」

