溺愛キケン区域!!




アイツと初めて出会ったのは、夜中のバーの軒先。


テキトーに遊べる子がいれば良いや。


そんな軽い考えで一緒にいたのに、いつの間にか手離したくなくなった。



今まで、付き合う事に対しての重みを感じなかったのに……。


心の底にあった冷たい塊が、澄音といる事で溶かされていった。


年下のヤツと不思議な同棲生活から、大切なヤツとの同棲生活へ。


ただの居候が特別な存在に変化した。



「…ねぇ、海翔さん‼︎聞いてるー?」

「わりぃ。考え事してた」

「考え事〜?お仕事とか?」

「いや、澄音のことかな」

「あはっ‼︎嬉しい‼︎あたしも、海翔さんのこと考える‼︎」


俺の腕に抱きつき、ニコッと柔らかく微笑む。


好きだな〜…って実感。


「海翔さん。あの時、拾ってくれてありがとう」

「別にー。俺もお前がいるから、毎日楽しいし。…ありがと」

「珍しい‼︎海翔さんが素直だ‼︎」

「うるせぇな〜。俺だって、たまには素直だよ」

「えへへ‼︎そうゆうとこ好きっ」


バカみたいに素直で、でも泣き虫で。


寂しがりやな優しい澄音のこと、俺も好きだ。