「着いた。車降りようぜ」
「すごーい‼︎海だぁ‼︎キレイ…」
目を輝かせて、車からさっさと降りて来た。
ちょうど夕方のため、サンセットビーチを満喫。
夕日に照らされながら、澄音と手を繋いで砂浜を歩く。
「実は、こうゆうデート憧れてたんだよね…」
「俺も。普段出来なかったもんな」
「うん‼︎やっぱり、堂々とデートした方が楽しい‼︎」
「今まで出来なかった分、これから色んなトコ行こうな?」
「もちろん‼︎次は、どこ行こ〜‼︎」
そっと俺の手を離して、アイツは砂浜を走り先を行く。
小さい背中でも、俺にとっては大きな存在で。
「海翔さーんっ‼︎」
「なんだよー‼︎」
「大好きでーす‼︎めっちゃ好きー‼︎」
「声でけぇよ‼︎バカー‼︎」
「えぇ〜⁉︎」
あからさまにガッカリした顔‼︎
ちょっとイジメ過ぎたか?
だから、立ち尽くす澄音を後ろから抱きしめて囁いた。
「俺も澄音のこと大好き」
「ヤバイ…。耳元で言われるのヤバイ‼︎」
もっと、うるさくなった……。

