学校が休みの土曜日。
偶然、海翔さんの休日も重なった。
テレビもつけずに、ベッドの上で海翔さんにくっついて過ごす。
「澄音〜。膝座る?」
「座る‼︎あたしの特等席ねっ」
「お前だけの特等席。今日は2人で、ゆっくりしよーぜ」
「うん‼︎テレビ…観る?」
「観ない。観ても良い事ねぇだろ」
あたしが持ってたリモコンを取り上げ、ベッドの下に投げ入れた。
今日はスマホも観ないでおこうっと。
「なんか…澄音、泣きそうな顔してる」
「えっ?そんな事ないよ‼︎」
「大丈夫。お前、すげー頑張ってるよ。ツライのは俺も一緒だ…」
「海翔さん…っ」
お腹に回る手に、ぎゅーっと力が込められた。
ツライのは海翔さんも一緒。
それなら、あたしも頑張れるはずなのに涙が出てくる…。
「泣くなよ…。お前は俺が守るから」
「うっ、ふぇっ…うんっ…」
「よし‼︎昼寝でもして嫌な事忘れよ。おいで?」
2人でベッドに倒れ込み、おやすみのキスを一つ。

