溺愛キケン区域!!




少し冷えたベッドの中で、体温高めの澄音を抱きしめて寝る。


澄音を近くに感じると安心するんだ…。


「明後日から学校だ…」

「学校?1人で行けるか?」

「大丈夫だよ〜。もう卒業だから、あんまり日数行かないし」

「そっか…。なんかあったら、すぐ俺に言えよ」

「ふふっ、海翔さんの心配性〜」


お前の事になったら心配性だよ。


すげぇ大切だから当たり前。


澄音に何かあったら…なんて考えたくない。



「海翔さん…」

「ん?どうした?」

「あたし達、ずっと一緒だよね?離れたりしないよね?」

「不安にさせてごめん。でも、絶対離さねぇから」


返事の代わりに澄音は、ぎゅっと俺の胸元に顔を埋めた。


離れるなんて俺もヤダ。


「約束だからねっ…」

「あぁ。約束だ」



澄音といられるなら、仕事にも事務所の重圧にも負けねぇよ。


うん、負けたくねぇ………。