日付けが変わるギリギリに、メンバー全員が帰宅。


俺はアイツらを見送ってリビングに戻ると、澄音が空の缶ビールを片付けをしてた。


「ごめん。俺がやるから、お前はもう寝てろ」

「ううん。まだ眠たくないから良いの。明日、土曜日だし」

「いや……でも、色々とわりぃ…。特に愛斗が迷惑掛けた…」

「ナンパはされたけど、面白かったよ?フルールのみんな良い人‼︎」


ニコッと笑った澄音の頭を撫でてやる。


確かに、愛斗の言う通り澄音は可愛いと思う……。


「ガキは寝る時間。ベッド行けよ」

「海翔さんのベッド行く」

「俺、寝相悪いから踏み潰すぞ。それでも良いならどうぞ〜」

「ヤダ‼︎自分のとこで寝る‼︎」


そうしてくれないと俺が困る。


お前が隣にいたら、多分寝れそうにないから。



「海翔さん、おやすみ〜‼︎」

「んー。おやすみ」

「あ‼︎明日、何時から仕事…?」

「昼から。澄音が起きたらいるかな」

「ふふっ‼︎ご飯作ってあげる‼︎バイバイ‼︎」


ニヤニヤしやがって。


マジで可愛いヤツ………。