退院まで2日となった翌日。
朝イチで見舞いに来たのは、やたらテンションの高いメンバーで。
寝起きの俺としては、うるせぇ…。
「おい、嶺…。なんで、今日のお前らテンション変なの?」
「昨日の夜から、ぶっ通しで地下スタジオで曲作りしてたから」
「そ、そっか…。お疲れ…」
愛斗は風船膨らませてるし、一輝はその風船蹴って遊んでる。
ここは幼稚園か‼︎
かろうじて嶺だけは冷静で少し安心。
「…2人ともあんな事してるけど、海翔のことすごく心配してた」
「それ、ほんとか〜?」
「うん。曲作り中もずっと海翔の心配ばっか。結局、1曲も出来てない」
「ははっ‼︎何してんだよ、お前ら。でも…ありがとな」
「俺は何もしてないよ」
最近、ライブしか参加してなかったから仕事が少し不安だった。
だけど、俺の居場所はやっぱフルール。
コイツらとバンドやって良かった…って、改めて思った。
病室に風船放置されて帰られたけど‼︎

