ピンク色で統一された部屋に入った瞬間、中央にあるベッドに押し倒される。


男の人の力って、こんなに強いんだ…。


「なぁ…俺のこと知ってんの?」

「えっ?名前聞いてないから…」

「まぁ、良いや。そっちのが好都合」


ニヤッと笑った彼に奪われたファーストキス。


キスってこんなに苦しいんだ……。


ドラマとか漫画で見るより激しい…。



今更、自分のバカさ加減に呆れる。


友達の話に着いて行きたいために、見ず知らずの男に初めてあげるなんて。


早く大人になりたいから良いけどね。



ピタッと服を脱がされてた途中、彼の手が止まった。


下着も案外恥ずかしい…。


「お前、歳いくつ?」

「22。幼く見える?」

「俺より年上か〜」


ヤバイ…‼︎


冷や汗が出る…。


きっと……バレた……。


「ガキは家帰れ。おまけに処女だろ。めんどくせぇ…」



完全にバレた。


急に恐怖心で指先が震える。