打ち合わせも、音合わせも集中出来るはずねぇよ……。
なるべく早めに仕事を切り上げて、コンビニに寄ってから帰宅。
澄音は変わらず、ベッドに横になっていた。
「ただいま〜…。調子どうだ?」
「おかえりなさい…。そこそこ、かな。でも、お粥食べられたよ。ありがと」
「いーえ。アイス買って来たけど…食う?」
「食う‼︎」
久々に見た弾ける笑顔。
少し楽になったのかな?
俺もベッドに腰掛け、カップアイスのフタを剥がす。
「バニラだっ」
「熱出した時って、甘い系食べたくなんだよな」
「あたしも‼︎甘いの大好きだもん」
「じゃ、今日は特別に海翔さんが食べさせてやろっか」
「えへへっ…やった〜」
赤い顔してふわっと微笑み「あーん」と口を開けた。
なんか、餌付け気分……。
「おいしい〜♪一気に熱下がりそう…」
「そりゃ良かった。熱、まだあるんだろ?」
「さっき計ったら、37.5℃まで下がってたよ〜」
まだ、ツライな。
確か、澄音の平熱低めだった気がするし……。
代わってやりてぇ…。

