仕事は一層忙しくなって家に帰れない事も多々ある。
そんな中、打ち合わせや音楽番組の収録を終わらせて久々に帰宅出来た。
時刻は夜中の2時を回ったとこ。
さすがにアイツも寝てるだろ……。
なんて思いながら鍵を開けると、リビングの電気がついてる…。
まさか起きてる⁉︎
そっと近付くと、テーブルに突っ伏してスヤスヤと静かな寝息。
「澄音…。風邪引くからベッド行け…」
「んんっー……」
「ほら、起きろ。ベッド連れてってやるから」
「…海翔、さん…」
澄音を抱き上げれば、小さく俺を呼んだ。
また軽くなった様な気がするし……。
そっとベッドに降ろせば、ぐっと俺の手を掴んだ。
「海翔さん…。おかえり…」
「ただいま。あんまり頑張り過ぎるのも良くねーぞ?」
「明日から3日間テストなの…。頑張らなきゃ…」
「今の澄音は頑張り過ぎ。明日テストなら早く寝なきゃダメだ」
「…うん。おやすみ……」
すぐに目を閉じた。
頑張る澄音の額にそっとキスを落としてみる。
これぐらいなら、ご褒美って事で良いだろ。

