【海翔side】
学生の時は、割と成績良かった俺。
高校もそこそこの進学校に通ってたし。
バカな事ばっかしたり、バンドに没頭してたけど、成績だけはどうにか保ってた。
そんな俺が、つい勢いで口任せに澄音に放った言葉。
俺が一番後悔してるよ‼︎
日付けも変わった真夜中。
家に帰れば、まだついてるリビングの電気。
澄音がめちゃくちゃ真剣に勉強してる。
「海翔さん。おかえりなさい」
「ただいま…。つーか、あんま勉強すんなって言っただろ」
「ヤダ‼︎海翔さんと、ちゅーしたいもん‼︎」
いや、俺もなんだけど……。
ちゅーどころか、澄音に触れたくて堪らない…。
欲求不満過ぎてヤバイくらい。
「俺、シャワー浴びて来るから。ちゃんとベッド入ってろよ?」
「このページ終わったらベッド行くね」
「勉強し過ぎだって…」
「受験生ですからっ‼︎」
自慢気に言われてもな…。
俺、なんてバカなこと言ったんだろ…。
熱いシャワーを浴びながら1人、後悔していた。

