充実した夏休みも終わり、まためまぐるしい日常に戻る。
そして、朝は仕事に行く時間と澄音の登校時間が一致。
久々に見た制服姿なんかくる……。
「海翔さん…めっちゃ視線感じる‼︎」
「スカート短いなぁーって思って」
「だって、女子高生だよ⁉︎これが普通‼︎」
「他の男に無料で生脚見せ放題じゃねーか‼︎許せねぇわ〜」
「いや、意味分かんないから……」
ドン引きした顔すんなよ…。
イラついたから、澄音を後ろから抱きしめてスカートに手を掛けた。
「やっ⁉︎ちょっと‼︎何すんの⁉︎」
「スカート巻過ぎ‼︎だから、少し降ろしてんの」
「もう‼︎また巻き直しじゃん‼︎」
頬を膨らませて怒る姿が可愛い。
それに離したくねぇ…。
「海翔さん‼︎学校遅れるんだけど‼︎」
「仕事行く前に澄音ちゃんを充電中」
「仕方ないなぁ〜…。じゃあ、あたしも海翔さん充電中‼︎」
「ヤバイ…。すげー可愛い…。襲いたい」
「冗談でもダメ‼︎」
眩しい太陽が射す朝、笑い合った。
暑過ぎる夏も悪くないと思う。
2人でいれば、な?

