俺の仕事が休みの日には、ひたすら2人でダラけるのが日課。
ベッドに座ってギターの調音してると、金髪頭の澄音が部屋着姿でやって来る。
「海翔さん、お休みの日でも仕事とラブラブ〜」
「構ってほしいなら素直に言えよ」
「別に構ってほしくないしー‼︎」
「俺のベッドで寝るなって…」
布団に入って縮こまる澄音。
素直じゃねーな、コイツ。
「暇なら映画でも観るか?」
「映画‼︎観たい‼︎リビング行こ‼︎」
「はいはい」
急にテンションMAX。
澄音に手を引っ張られて始まったリビングでの映画鑑賞。
選べるだけの映画の本数はあるはず。
「いっぱいあるー‼︎海翔さん映画好きなの?」
「いや。俳優の友達から貰ったり、同じ事務所関係者から貰ったり」
「へぇ〜‼︎……って、エッチなの混ざってるんですが⁉︎」
「あ、愛斗に返すの忘れてたわ‼︎なんなら観る?」
「観ないし‼︎王子様みたいな愛斗さんが観るわけない‼︎」
どこが王子様⁉︎
俺にはよく分からん……。

