ほんのり紅く染まった頬に潤んだ瞳。
俺をジーっと見据えて、ふにゃっと笑顔になる。
「海翔さん…大好き〜…」
「そりゃどーも」
「ねぇ。あたしのこと食べたくなーい?」
「今日は良いや。酔っ払いに興味ないんで〜」
なんて、はぐらかした瞬間……。
澄音の唇が、俺の唇に触れた。
「あたしのこと食べても良いよ」
「何言ってんだよ…」
「海翔さん……好きでしょ?」
小首を傾げて見詰められれば、俺の完敗……。
挑発的で積極的な澄音に誘惑されて、どっぷりハマった。
表情とか、仕草とか、声とか全部………
いつもより、なんかヤバイ…。
「好き…。海翔さんも、あたし…好き?」
「好きだね。大好き」
「じゃあ、あたしはもっと好き…っ」
素直に〝好き〟って言えるのは、澄音が酔ってるから…。
絶対、明日にはもう忘れてんだろ?
こんな小っ恥ずかしい事、普段なら言えねーよ…。

