【澄音side】



クーラーが心地良い夕方の室内。


うずうずしながら、ソファーに座っていると玄関先でした物音。


それと同時に、ガチャっと鍵の開く音が聞こえ心が踊る。


ペタペタ走って玄関に向かうと、3ヶ月振りの大好きな人。



「ただいま。澄音」


柔らかい笑顔をくれる海翔さん。


少し伸びた茶髪に遠距離してたんだ…って実感が湧く。


「おかえり‼︎海翔さん‼︎寂しかったよ〜‼︎」

「ははっ‼︎くっつき過ぎ‼︎暑いわ‼︎」

「だって、久し振りなんだよ⁉︎」

「はいはい。澄音にお土産やるから離れろ〜」


すぐに引き剥がされたけど……。


ぎゅって抱きしめてくれた…。


海翔さんの匂いが近くにあった。


それだけで、あたしは幸せ。



お土産は、お菓子をいっぱい買って来てくれた。


パッケージも可愛い‼︎


「海翔さん、ありがとう‼︎」

「良い子に待ってたヤツには、ご褒美やらないとな?」

「子供扱いしないで…」


いじければ、意地悪っぽく笑った。


ほんとに大好きです‼︎