スマホのアラームに起こされた朝6時。
心地良い海翔さんの腕の中から仕方なく抜け出し、制服に着替える。
寝顔も素敵。
「海翔さん。カッコイイ…」
なんて、枕元で囁くと………。
海翔さんの目がパチっと開いた。
「澄音ちゃんも、すげー可愛い」
「へぇっ⁉︎ちょっ、なっ、なんで〜⁉︎いつから起きてたの⁉︎」
「さぁ〜?澄音の生着替え見られたから寝起き最高ー‼︎」
「あたしのスマホのアラームで起きたでしょ⁉︎」
「知らね。俺、澄音の生着替えしか記憶にねぇ……」
リビングで着替えれば良かった〜‼︎
あたしのバカ‼︎
キレ気味でリビングに行くと、海翔さんも着いて来た。
まだ上半身裸⁉︎
「そろそろ服着たらどうなのっ‼︎」
「なに?欲情した?」
「してない‼︎それ、海翔さんでしょ⁉︎」
「まぁな…。朝から生着替え見せつけられたら欲情するだろ」
真面目な顔付きで言われても無駄‼︎
上半身裸で、くっついて来る海翔さんを引き剥がして家を出た。
ドキドキするから、やめて‼︎

