ベッドに座って待ってると、まだ髪も半乾きな海翔さんが来た。
しかも、上半身裸……。
「まだ寝てなかったのか?不良娘」
「海翔さん待ってたんだもん」
「お前、俺のこと大好きなんだな〜」
「大好きだよ。一番好き」
「あ、あんまり素直なこと言うなよ…。バカ…」
罰が悪そうに半乾きの髪を掻き、タオルで赤い顔を隠す。
でも……海翔さんが隣にいてくれたら眠たくなってきた…。
「腕枕してやるよ。おいで?」
「海翔さん、服着なきゃ風邪引くよ?髪も半乾きだし…」
「風邪引いたら澄音に、みっちり看病してもらうから良いや」
「ツアー近いのにダメだよ‼︎」
「うるせーな。早く来いって」
腕枕で抱きしめられれば、ふわっとシャンプーの香りが…。
ちょっと強引なとこ、ドキドキしちゃう。
「お前こそ、体調崩したら大変だろ?ちゃんと寝ろ」
「…うん。ありがと……」
額にキスを落とされ全身が熱い…。
だけど、嬉しくて幸せで………
おやすみ、海翔さん。

