小走りでマンションに帰る道中。
ふと、気が付いた。
そいえば今月は海翔さんの誕生日だ。
家に帰ったら誕生日プレゼント何が欲しいか聞いてみようっと‼︎
そして、マンションに帰宅するとリビングにいた海翔さんはまだ私服姿で。
「お、澄音。ただいま。そして、おかえり」
「あはっ‼︎おかえりなさい‼︎ただいま‼︎」
ケラケラ笑いながら頬を撫でてくれる海翔さんと、引き合う様にキスをした。
ほんのり香る海翔さんの香水も好きです……。
「なんか…制服姿ってやべぇな…。けっこークる」
「真面目な顔で変態発言やめて⁉︎」
「脱がなくて良いから俺とベッド行かね?」
「嫌だー‼︎絶対、やらしいことするもん‼︎無理‼︎」
「チッ…」
今舌打ちしたよね⁉︎
大人気ない態度の海翔さんに、溜め息。
でも憎めない‼︎
「…海翔さん」
「ん?」
「大好き」
「なんなの?お前、襲ってほしいの?」
これはまた逃げるしかない‼︎

