––––––––ホワイトデー当日。
こんな日に限って、夜10時過ぎまで音楽番組の収録。
嶺含む、メンバーから澄音へのお返しを預かって車で帰宅。
澄音は、眠たそうにソファーに座ってたけど、かろうじて起きてた。
「海翔さん‼︎おかえり〜」
「ただいま〜。これ、メンバーから澄音にバレンタインのお返しだって」
「えぇ〜‼︎良いの⁉︎ありがとう‼︎」
嬉しそうにひとつずつ、ラッピングを開けていく。
一輝は、お菓子の詰め合わせ。
愛斗からは、うさぎのぬいぐるみ。
それして「秘密」なんて言ってた嶺からは………
「うわぁ〜‼︎可愛い‼︎キャンディーかな?」
「お返しが完全に本命向けだよな…」
「明日、学校で友達に自慢しちゃおうかな‼︎」
ハートのボトルに、カラフルなキャンディーが輝く。
女子の心ガッチリ掴むヤツじゃねーか‼︎
「みんなからのお返しも嬉しいけど…。海翔さんは?」
「ちゅーしてくれたらやるよ」
「えへへ‼︎じゃあ、ちゅーするもん」
隣に座る俺に、触れるだけのキス。
澄音にしては積極的過ぎる…‼︎

